金原亭 龍馬 『鈴ふり』(すずふり)
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- Опубликовано: 9 окт 2024
- 令和6年8月19日 としま家落語会@雑司が谷創造館にて収録(※9/27タイトル追加したものに差し替え)
古今亭・金原亭一門の秘蔵ネタ?!マジかよ(笑)修行僧のイメージで紗の黒紋付に夏袴をセレクトしました。こういった演目はかなり"お客を選ぶ"、つまり好みが分かれるネタなので、どこでもできる訳じゃない。5~10年にいっぺん演るかどうか。てめぇ次第だけど。
「鈴ふり」の本編は最後の7分ぐらい。短いです。付け合わせの「十八檀林」は覚えた割にはウケは期待できない"儲からない"小咄。ちゃんと『十八檀林ガイドブック』をお寺さんで頂いて、所在地やかつての様子と現状は確認しています。でもそんなこたぁどうでもいい。別に信仰心で演ってる訳じゃないからね(笑)
これだけだとちょっと物足りない、という方の為に間にエロ小咄を入れました。
「老子の誕生」と、甚語楼、もとい、「甚五郎の張り形」の小咄入り。
こういったお色気小咄って、世界各地にあるんですよね。ごく限られた気心許せる仲間内で大笑いするか、周りに気兼ねしながらクスッと吹き出すか。
普段、こういった"バレネタ"(色気の演目)は滅多に演らないので、あまり耳にする機会はないでしょう。でも実はここぞという時のために(どんな時だよ笑)、噺家それぞれ密かに持ってはいるんです。こんな噺を。多分ね。
もっと卑猥な「三人姉妹」とかあるけど、さすがにそれはここじゃできない(笑)
アタシは落語を聞き出してからも含めて数十年、この鈴ふりを生で聞いたのは2回限りです。
ウチの師匠伯楽が独演会で一度、それから先年亡くなった古今亭志ん橋師匠が池袋演芸場の定席で演っていたのを聞いただけですね。
普段の寄席で、何気なく鈴ふりを高座にかけた志ん橋師匠。楽屋で聞いてて腰を抜かすほどビックリしました。こんなバレ噺を定席で演るんだ!と。お坊さん然とした雰囲気の志ん橋師とこのネタがピッタリ合っていて実にオツでござんしたよ!
あと十年ぐらいしたらアタシも寄席で掛けてみようかな(笑)